題名 ・・・・・ 『 羽化の朝 Ⅰ 』
題名 ・・・・・ 『 羽化の朝 Ⅰ 』
寸法 ・・・・・ たて34×よこ16×あつみ5(Cm)
材質 ・・・・・ 台湾蛇紋石・イタリア産大理石・シルバークレイ
展示方法 ・・・ ①壁面に2点フックを打付、架ける
②自作の展示用つい立に取り付けて、置く
(つい立て寸法 たて65×よこ29×奥行き42Cm)
作品制作の意図(思い)
『 私は、ノルウェジアンローズという名前の
ピンク色の大理石に出会ったとき、
その石の色と紋様から、
すぐに春の桜舞う空のイメージがわきました。
石の淡いピンクの中に、
白い雲が流れるように白のムラが入り、
ところどころに薄いグリーンの「きら」が流れています。
これらの石自体の色、紋様それ自体が、
日本人特有の、桜への思いを表現しているように感じられ
それをよりよく活かす作品を作りたいと思いました。
そのために、『かたち』は、桜の花びらが
鳥のように舞うかたちにし
大小二つの桜に、人それぞれの思いを映し出す
スクリーンのような空間を抱かせたいと考え
鏡を抱かせました。
この作品を持って下さるどなたかが、
身近な生活空間の壁にこの作品をかけて
眺めて下さったらとても嬉しいと思います。
そして、この桜を眺める、そのほんのひと時
現実的な日常をはなれて、
その方ご自身の心の
とてもピュアなところに立ち帰っていただけるような
時間が提供できたなら、
私もとても嬉しく思います。 』